【出産】平均時間を大幅に超えたお産ストーリー
初産は陣痛発生から出産まで平均14時間ほどと言われています。
経産婦(2回目以降)は平均8時間。
私は初産で、陣痛から出産まで22時間かけて出産しました。
どんなお産であったかご紹介します。
お産ストーリー
朝4時→お腹壊した?くらいの違和感あり(陣痛かもわかりませんでした)
6時→寝ぼけながらも痛さが増しているのがわかってくる。陣痛は10分刻み
8時→この日は妊婦検診でもあったので、助産師に相談して予定の時間よりも早めに病院へ(タクシーで25分くらい)
9時→子宮口が2㎝しか開いていなく、一旦帰宅することに‥
正午→痛みに耐えられず、ビーズクッションにうつ伏せになり耐える。陣痛は5分刻み
3時→旦那に再度病院へ行くよう説得され、再びタクシーへ乗る
夕方→子宮口は5㎝開いていて、なんとか入院が決まる(また帰されそうでしたが‥)
18時→夕飯がでるが、口に入れる余裕がなく殆ど残す
20時→ビーズクッションにうつ伏せになったり、横向きになったり、落ち着きがなくなる
21時→テニスボールでお尻を押してもらわないと耐えられない
22時→陣痛は2分刻み
0時→陣痛は1分刻み。体力がピークに。陣痛がない1分間の間は爆睡。陣痛が来るとバッ!と飛び上がり、落ち着いたら寝る(意識を失うに近い)‥この繰り返し。
1時半→やっと子宮口が10㎝に開き、分娩室へ。
2時→分娩室についてから15分くらいで出産
◆詳細◆
私は予定日よりも5日過ぎて、総合病院で普通分娩で出産しました。
その日、朝4時の陣痛は生理痛くらいの軽い痛みだったので、これが陣痛なのかもわかりませんでした。
6時に痛みが増し、陣痛と気づき10分刻みで痛みがくることがわかりました。
朝ごはんの準備や軽く化粧ができるくらいの余裕はありました。
病院へ行くと子宮口が2㎝しか開いていなく、一旦帰って軽く運動してくださいと言われました。帰りのタクシーでは、座ることも困難な状態で早く家に着いてー!と願うばかり。
家に着いて、運動どころではありませんでした。ビーズクッションにうつ伏せになり耐え、腹ごしらえに旦那が買ってきてくれた寿司を食べました。
陣痛が来ていない間は痛みが全くなく、その間に寿司をパクっと食べ、痛みが来たらクッションでうつ伏せ‥という感じ。
3時ころあまりの痛さで、病院へ電話し、もう一度病院へ向かいました。
夕方に子宮口が5㎝開き、医師と助産師は入院させるか悩み、「うーーん、入院しましょうか‥」と渋々入院許可をもらった感じです。
夕飯も食べれず残し、19時ころに助産師さんから体力をつけるためにお菓子やジュースでカロリーを取るように言われました。
旦那が下のコンビニに買ってきてくれ、口へ運んでくれましたが、あまりの痛さに飲み込むことができず、飲んだふりをしていました(笑)
この時点で子宮口は6㎝ほど。全然開かない‥
子宮口が10㎝になるまでいきんではいけなく、いきみたいのに出来ないことがすごく辛かったです。
21時に助産師さんにもう分娩室に行っても良いかと聞くと、ダメと言われ、いつ行けるか聞くと「会話ができなくなったら行きましょう」とのこと‥(泣)
テニスボールでお尻を押してもらわないと耐えられない状態になり、旦那に押してもらいました。男の人の力でも物足りないくらい。
何かお尻から巨大なもの(スイカくらいの大きさ?)が出てくる感じがするので、それを止めたいという感じです。もちろんお尻に痛みもあります。
ドラマでテニスボールを使うところを観ていましたが、使う意味がわかりました(笑)
22時くらいから涙が止まらず、ベビーに「頑張れ頑張れ」と言いかけていました。
この時、破水していたそうです。
陣痛中にトイレに行きましたが、トイレで産まれてしまわないか不安でした。
0時には30秒~1分刻みで陣痛が来ていましたが、体力がピークになり、陣痛が来ていないときは爆睡でした。陣痛が来たら痛さに飛び上がり、しばらく30秒くらい必死で痛みを耐え、また眠りにつくという繰り返しでした。
1時に子宮口が10㎝に開き、やっと分娩室へ。
陣痛がおさまった直後に助産師と分娩室へダッシュ!少し離れていたので、後ろから旦那がちゃんとついてこれているのか気になりました。
イメージは、千と千尋の神隠しで、千が「お~い!こっちだよ~」とカオナシに呼び掛けているようなシーンを想像してください(笑)
分娩室に着くと、まだ準備をされていない分娩台の上でいきんでいてくださいと言われ、助産師一人で黙々と準備をしていました。
その5分後に、医師が目をこすりながら入ってきました。(夜中だったので眠かったのだと思います笑)
力強くいきんで、私の病院は会陰切開をしますが、いきむと同時にチョキンと切った瞬間に赤ちゃんもスポーンと出てきました。
会陰切開とは‥お産の際、赤ちゃんの頭の通り道を広げてお産をスムーズに進めるための『会陰切開』という処置が行われます。
私の場合、陣痛が痛すぎて、会陰切開の痛さやその後の縫う痛さは全く感じませんでした。むしろスムーズに出てきてくれて快感でした。
私みたいに痛みを感じない人は意外に多いようです。
分娩室に入って15分後に出産でした。分娩室の滞在時間はそんなに長くありません。
その後、「他に妊婦さんが入ってくるからそろそろ出ましょう」と次の準備をして、そこで感動の時間を過ごすというよりかは‥意外に業務的な感じでした(笑)
でも分娩室に妊婦が2人入ることもあるようですね。私はそうでなかったので、気を遣うことなくラッキーだったのかもしれません。
お産の前兆はあったか
私は前駆陣痛もおしるしもありませんでした。
なのでまだ前兆が来ないからといって油断してはダメです。
前駆陣痛‥妊娠後期に分娩に向けた身体の準備のために子宮の収縮が起き、痛みを感じる。
おしるし‥分娩が近づくと卵膜は子宮壁から剥がれて出血し、粘膜とともに押し出される。この血が混ざった膣分泌液のこと。
お産前にやっておけばよかったこと
運動や体操です。
妊娠後期に助産師に「どのくらい運動してる?」と聞かれ、毎日30分程歩いていると伝えたところ、「散歩は3時間はしないとダメ!」と注意されました。
体が重くてしんどいですが、お産の時になかなか子宮も開かず苦労するよりかは、体調面に問題なく、時間があるのなら必ず運動をするべきです。
ただ帝王切開や逆子など事情がある方は、医師に相談してから行ってください。
また腹式呼吸の練習も大事です。
呼吸が整うだけで、お産の時にだいぶ楽になります。
株式会社明治に妊婦体操(呼吸なども含む)がありましたので、参考までに。
https://www.meiji.co.jp/baby/club/category/play/pregnancy_gym/index.html
最後に
初産の方は、初めてのお産は不安でこわいですよね。
経験して思ったことは、産まれた瞬間に痛みや疲れを忘れ、幸せのほうが勝っているということです。
赤ちゃんが出てきた直後、涙が止まらず止まらず‥
あとから旦那にあの涙は何だったのか聞かれましたが、わからないのです。
やっと会えた嬉しさ、長時間頑張ってくれた赤ちゃんへの感謝の気持ち‥など
一言では表せない感動がありました。
早く赤ちゃんに会いたい、どんな顔をしているんだろう、産後はこの服を着せてあげたいなど、楽しみを作っておくのも良いかもしれません。
次回は、お産中に痛みを和らげることができた経験を紹介します。
ご愛読いただきありがとうございます(゜-゜)💛